半年ほど前から、NHK杯を見ている時に息子が「将棋をしよう。」と言うようになりました。
駒を並べて、駒の動きを少しずつ教えています。
しかし、『玉を詰ませる』というゲームの基本を理解させるのが難しく、どうやって教えればいいかと悩んでいました。
そんな時、こんなあっこ先生の呟きが…
@AKIKOPDG 彰子
けやきカップ準備ラストスパート。5月1日府中けやきカップ開催します。
子供達には、参加コーナー事にスタンプラリーを実施!
楽しんでもらえると思います!ご参加お待ちしています♪
初めは一人で観戦に行くつもりでしたが、「スタンプラリーをやるってよ。一緒に行くか?」と息子を誘うと「行く、行く!」と大はしゃぎ。
5月1日、家族3人で
『 第4回武蔵の国けやきカップ』を観戦しに府中へ行ってきました。


会場の『ルミエール府中』

受付でLPSAの封筒を手渡されました。
『懸賞詰め将棋』『アンケート』『優勝者予想投票用紙』などと一緒に入っていたイベントのプログラム。
去年の決勝の写真ですね。ぴえこ先生の対局姿が凛々しいです。

パーテイションで区切られた会場。
奥はけやきカップの公開対局場と観戦席。
手前は指導対局場とスタンプラリーのブース。
スタンプは『指導対局』『将棋入門コーナー』『詰将棋早解きトライアル』『自由対局コーナー』のそれぞれで、参加するとカードにシールを貼ってもらえます。
四つのうち三つシールが集まると賞品ゲット。

シールが欲しい息子は早速『自由対局コーナー』の開いている席に座り、「おとうさん、こっち~」と叫んでわたしを座らせました。
対局といっても、まだ息子はゲームとして将棋を指す事が出来ないので、いつも家でやっているように、駒を並べて、駒を動かすだけのことをしました。


たいふー先生の挨拶で『けやきカップ』開始。
挨拶の後、全員で東日本大震災の被災者に黙祷を捧げました。

一回戦開始。
壇上では公開で
蛸島先生対ひろみ先生の対局。

対局しているすぐ隣で、堀口先生と美夏先生が大盤解説。
プロジェクターで後ろに投影されているのは、別室で対局している一回戦のもう一局、
かおりん先生対らぶ先生のネット中継画面です。



会場後方の指導対局ブースでも『プロ棋士にチャレンジ!こども15面指し』がスタート。
中座先生、あっこ先生、たいふー先生、ペコ先生が指導対局を担当。

会場でぴえこ先生にお会いしたので、ご挨拶して息子と嫁さんに紹介しました。


残念ながら地元府中の期待に応える事が出来ずに敗退してしまったひろみ先生は指導対局へ。

準決勝第一局、
蛸島先生対ペコ先生。


中座先生とらぶ先生による大盤解説。


『将棋入門コーナー』で美夏先生の入門講座を聞いた後、直接美夏先生に指導していただきました。
5×5の盤で、上手は3一に玉。下手は3五金と4五金が初期配置。
ここから金二枚でうまく協力して玉を捕まえるという入門中の入門ゲーム。
詰ませられれば下手の勝ち。下手陣一段目に入玉されると下手の負けです。
息子はここから始めましたが、この前段階に2×5で、上手1一玉、下手1五金・2五金というものもありました。
本当はここから始めた方が良いと思います。
これは簡単で直に覚えられる、とても優れた将棋入門ゲームだと感心しました。
翌々日、中井塾で中井先生にこの入門ゲームの発案者を尋ねるとあっこ先生だということでした。
まったくの将棋初心者には『どうぶつしょうぎ』でも覚えて遊べるようになるまでの壁が高いのですが、これはすぐに覚えられて、玉を詰ます基本が身に付く、とても良いアイディアです。
あっこ先生、素晴らしい!
家に帰ってから、息子とこのゲームで遊んでいます。
現在は一歩進んで、上手1一玉、下手4五金・5五金の初期配置です。
△1二玉▲3四金△1三玉でつかまらないという失敗を繰り返していますが、すぐに▲3五金から▲2五金という正解手を見つけるでしょう。
もう少ししたら、3五銀・4五金に手合いを変える予定です。
その次は上手1一玉、下手4五銀・5五金の初期配置。
金の時は▲3五金が正解ですが、銀なので▲3五銀とは動けません。
△1二玉▲3四銀△1三玉に▲2五銀と引く手を発見するのにどのくらい掛かるのか楽しみです。
持ち駒使用を覚えるために、下手3五金一枚の初期配置で、金一枚を持ち駒として開始することも考えています。
ゼロからアイディアを思い付くのは大変ですが、元があるとどんどんアイディアが出てきますね。
子供に将棋を教えようと思っている方も試してみてはいかがでしょう。

『将棋入門コーナー』受講済みの印のシールをスタンプラリーカードへ、美夏先生が貼ってくれました。
『詰将棋早解きトライアル』は流石に息子には理解できないので、わたしが参加してシールをもらいました。

シールを三つ貰って、スタンプラリーのカードを提出。

将棋よりも電車が好きな子鉄の息子は京王のグッズに大喜びしていました。

『しょうぎドリル』を買った所へあっこ先生が通りかかったので、写真をお願いして息子とツーショット。
あっこ先生の笑顔が素敵です。
段々飽きてきた息子は嫁さんと先に帰宅。
これでわたしは観戦に集中できます。


準決勝第二局、
かおりん先生対あっこ先生。


たいふー先生が解説。

終局後、大盤を使って感想戦。
府中の星は残念ながら両者敗退。
企画を立てて営業に回りと、準備が大変でしょうが、来年こそは優勝できるように、一年間精進してほしいと思います。



中座先生、蛸島先生、らぶ先生の指導対局が行なわれていました。


決勝は
かおりん先生対ペコ先生の組み合わせになりました。

解説は堀口先生とひろみ先生の師弟コンビ。


終局後の感想戦。
指されるまで堀口先生も気付いていなかった序盤のちょっとした隙を突いて、機敏に動いたかおりん先生がそのまま勝ちきり、嬉しい1Day初優勝。

ポジティブガールズによる公開反省会(笑)。
地元やスポンサーへのお礼と敗戦のお詫びの弁。
『しょうぎドリル』の宣伝も。


表彰式。まずは堀口先生の総評から。



優勝の賞状を授与するたいふー先生と受け取るかおりん先生。


続いて優勝カップの授与。

ペコ先生に準優勝の賞状が授与されます。

優勝を掛けて戦ったお二方。

出演者が壇上へ勢揃い。


かおりん先生が優勝のスピーチ。


最後にひろみ先生が閉会の挨拶。
将棋をライブで観戦するのはネット中継を観るより何倍も楽しいです。
「将棋は自分で指すのが面白いんだ。」と思っているライブ観戦未体験の方は、是非一度観戦してみてください。
新たな将棋の楽しみ方を発見できると思います。
準備に尽力され、楽しいイベントを提供してくれたあっこ先生とひろみ先生に感謝します。
ありがとうございました。
そしてかおりん先生、初優勝おめでとうございます。
これをきっかけに、公式戦でも自信を持って指して活躍してくれることを期待しています。